Goodな生活

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レンタカーのFITでモビリティリゾートもてぎを走る【Honda Sports Driving Program Basic1&2】

先日ホンダのドライビングスクールに参加しました。これはレンタカーのFITでサーキット走行を体験できるプログラムです。プログラムの内容と一日のスケジュールは以下のサイトで公開されています。

www.honda.co.jp

参加のきっかけ

鈴鹿でSuper FomulaとF1を初観戦してモータスポーツへの関心が高まり、「初心者でもサーキット走行ができるプログラム」があると聞いて申し込みました。今回参加したBasic1,2のクラスに加え、Basic3、アドバンスの計4つのクラスが開講されており、全て修了すると、レース出場に必要なJAF国内A級ライセンスが取得できます。

ホンダはN-ONE OWNER'S CUPというN-ONEを使用したレースを開催しており、このレースに出場するための第一ステップがA級ライセンスの取得だそうです。トヨタも86のレースを開催しているのですが、N-ONEに比べると車両・参加費が高いとのこと。

実際にN-ONEレースに出るかどうかはまだ分かりません。何度かサーキット走行を経験して自分が楽しめそうかを判断したいという思いもあります。
www.n-one-owners-cup.jp

Basic1(1日目)

当日はモビリティリゾートもてぎの交通教育センター1階で08:30から参加受付、09:00からオリエンテーション開始です。関東に住んでいない私は当然始発だと間に合わないため、前日に宇都宮まで新幹線に乗り、そこからバスで益子移動して前泊、当日の朝に茂木駅まで移動、茂木駅からモビリティーリゾートもてぎまではタクシーで向かいました。ちなみに茂木駅からのタクシーは前日に予約をしました。こちらは前泊した「ましこ悠和館」という旅館です。

タクシーで交通教育センターの前まで送ってもらいました。こちらが交通教育センターに隣接するコースで、今回のプログラムの会場です。

受付を済ませると日程表やプログラム内容に関する冊子、グローブ、ヘルメット、マスクを受け取ります。

始めにオリエンテーションを受けた後、教育センターの1階に降りて各自シートポジションを合わせます。最初のプログラムは直線を加速したあとに最適なブレーキポイントを探す内容だったのですがここでアクシデント。元々AT車に空きがなくMT車で申し込んでいたのですが、免許取得以来ほぼ10年間MTを運転していない私は全く運転することができずにエンストを連発。「これでは厳しい」ということで、AT車=CVT(Continuously Variable Transmission)車に変更してもらいました。たまたま空きの車両があったからよかったです。普段MTに乗らない人はATで受けた方がいいです。

気を取り直してシートを合わせて、プログラムを再開します。このFITはエンジンは市販車と同じですが、シートや内装がレース仕様になっています。あとマフラー(エギゾースト)も違うのでかなり迫力のある音が出ます。ブレーキの後はスリパリーコントロールと言ってわざと散水した滑りやすい路面を運転します。コーナーを曲がる時のクリッピングポイント(コーナーの頂点)に付ける技術を身につけるメニューでしたが、ひたすらハンドルを左右するだけでいっぱいいっぱいでした。

午前はここまででお弁当を食べた後、もてぎの南コースに移動します。

午後は慣熟走行と言って2グループに分かれて講師の先生の後についてサーキットを周回します。この慣熟走行が2日間で一番キツかったです。5,6人のグループに分かれて講師の先生の車の後にピッタリついてライン取りを覚えます。グループ全員が先生のラインをなぞれるようになるべく車間を詰めて走るのですが、なかなか前の車両についていけない。連続走行はせいぜい15分ほどだったのですが、カーブの時に左右にかかるGによって内臓が揺れる、持っていかれる感じが気持ち悪く、かなり疲れました。プレッシャーも感じました。

このあとはワンコーナーレッスンと言って、南コースの2つのコーナーの曲がり方を集中的に練習します。特に加速してからブレーキを踏み始めるタイミング、ハンドルを切る位置、クリッピングポイント(頂点)を付けるか、立ち上がりの速さ、など1回走るごとに講師の人からフィードバックをもらいます。なかなか気をつけることが多くて大変なのですが、少しずつタイムが早くなっていく(11秒8かかったところが11秒3になるなど)感覚は楽しいものでした。

この日は道の駅近くのフェアフィールド・バイ・マリオットに泊まりました。あまりに疲れていたのですぐ休みました。

Basic2(2日目)

2日目は午前は座学講習(国内B-ライセンス用)には参加しなかったため、少し遅めの10:30に交通教育センターに到着しました。午前中はオリエンテーションとシート合わせのみを行なって昼食をとり、昨日と同じく南コースに移動します。

昨日は一つのコーナーをどのように攻略するかというプログラムでしたが、この日は複合コーナーの練習です。いかに昨日練習した個々のコーナーをつなげてリズムよく走るかを練習します。2グループに分かれて、一台ずつ順番に走り始めるのですが、車内で待っている時間に交通教育センターの方が声をかけてくださったりして、このおかげで緊張が解け、リラックスできました。


普段スポーツカーを運転しない私のような人間にとって最も驚いたのは、車は意外と急発進も急停止もできるということです。なるべく優しく、ふんわりと運転しようと普段心がけているのに対し、メリハリのある、ある意味で思い切ってアクセルやブレーキを踏んでも良いのだと体が覚えるまでに時間がかかりました。機械といかに仲良くなり、その性能(ポテンシャル)を引き出すのがモータースポーツなのだと身をもって知りました。

プログラムの最後は連続周回走行です。これまでに習ったコーナリングを実践するため、10分間を2セットの連続走行を行いました。たったの10分に聞こえるかもしれませんが、なかなか集中力を持続させるのが難しかったです。午後の運転は血糖値が上がっており、頭は眠くなっているものの、低いシートに深く座ってベルトで体を固定し、ヘルメットを締めると血流が脈打ち、体は起きているような感覚になります。ふと気を抜くと、途端にオーバーステア、アンダーステアでラインがずれます。これをレース中続けるプロのドライバーはすごいなと改めて思いました。

周を重ねるごとに若干タイムがよくなりました。これにて2日間のプログラムは修了です。交通教育センターに戻り、無事修了書を受け取りました。

費用

プログラムにかかった費用(すべて税込み)です。

  • Basic1(1日目) 39,000円
  • Basic2 (2日目)55,000円
  • レンタルグローブ×2日間 1,980円
  • レンタルヘルメット・マスク×2日間 1,980円

合計97,960円

Basic1,2の代金にはFITのレンタカー代、昼食、飲み物も含まれています。受付後に水をもらえますし、運転前後にも冷蔵庫の中の飲み物を飲むことができるので、飲み物は持って行かなくても大丈夫だと思います。申し込み時にはMTかAT車を選択できるようになっています(AT車は数が少ないためすぐに売り切れになります)。レーススーツもレンタルできますが、私は長袖長ズボンの私服で参加しました。マスクは持参しましたが、運転中は基本車内に一人なのでほとんど使いませんでした。

今回はプログラム参加費とは別に宿泊2日分、宿とプログラム会場との往復のタクシー移動を合わせて8万円近くかかってしまったので、どこかでレンタカーを借りて会場に向かった方が良かったかなと思います。