先月統計検定準1級を受験しました。2021年7月の受験(不合格)から1年2か月、なんとか合格できました。あと大問1つ間違えていたら不合格だったので、本当にぎりぎりのラインです。
やった対策
試験1ヵ月前の8月末から『統計学実践ワークブック』に取り組みました。試験当日までに2,3周できればよかったものの、実際には1周しかできませんでした。最初に多変量解析とか好きな問題を解き、直前に苦手意識のある分布や推定の問題を解きました。過去問は解きませんでした。ペーパーテスト形式からCBT形式になって若干問題様式が変わった気がしたため、あんまり参考にならない気がしたためです。
試験当日に体調を整える重要性も改めて実感しました。金曜遅くまで仕事して次の日の朝試験だと疲れが取れずにいい結果が出ません。CBT形式だと好きなタイミングで受験できるのがいいですね。
受験を終えた感想
やや消化不良な感じはします。結局ワークブックの内容も理解できていない箇所もあります(あまり聞き馴染みのない検定など特に)。試験だけ受かるにはさして問題ないかもしれないですが。なので10月に入った今もワークブックの分からないところの勉強を続けている状態です。
同時に気を付けたいのは、検定や多変量解析手法を網羅的に見に付けるのはナンセンスな気がします。正直ライブラリさえあれば大抵の手法の結果は出力できます。その背景にある推定の意味、数理的な背景、なるべく統計学の世界の汎用的な知識を得ることを念頭に置く必要があると感じました。例えば最尤推定なんかは、データ分析でも、自然言語処理でも、数値シミュレーションでも出てくる考え方なので。
次にやること
せっかくなので1級も受験することに決めました。
1級の過去問を解くのと、オンライン授業の受講を検討中です