[1]ラプラス分布の期待値と分散
期待値は、
と変数変換を行うと、
と表すことができる。(2)では、
および奇関数の性質(原点で対称であるため定積分はゼロ)を用いている。
分散は、
[2]事後確率密度関数
ここで、
を(7)に代入すると、
はの分散を表す。
[3]事後確率密度関数
以下の損失関数の最小値を求めればよい。
(10)より、は
のとき、で最小値をとる
のとき、で最小値をとる
のとき、で最小値をとる。
- のとき、
したがって、は
のとき、で最小値
のとき、で最小値
つまり最小値をとるは、
- のとき、(11)の式展開と同様に、
したがって、は
のとき、で最小値をとる
のとき、で最小値をとる
つまり最小値をとるは、
ア、イ、ウより、
[4]事前分布の想定によるベイズ推定
事後分布に基づく推定値は、最尤推定値に比べ、事前分布の平均値に近づく。がかなりに近い場合には、によらず推定値が事前分布の推定値となる。
グラフ
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