今年の3月終わりにバイオリンと弓を購入し、練習を再開しました。昨年の結婚式まではレンタル品のバイオリンを使っており、式が終わったタイミングで返却しました。当時はどうしても弾きたい曲があったので、かなりハードルの高いと自覚しつつ曲を練習していたのですが、やはり基礎を固める必要があると思い、鈴木バイオリンの1巻に取り組むことにしました。
- 1.きらきら星、2.ちょうちょ、3.こぎつね、4.むすんでひらいて
- 5.クリスマスの歌
- 6.かすみか雲か
- 7.ロングロングアゴー
- 8.アレグロ
- 9.むきゅうどう
- 10.アレグレット
- 11.楽しい朝
- 12.習作
- 13.メヌエット 第1番
- 14.メヌエット第2番
- 15.メヌエット第3番
- 16.楽しき農夫
- 17.ガヴォット
4月から月2回の頻度でオンラインレッスンを受け、その度に自分の癖や、楽譜の読み方、普段の練習で気を付けることのメモをとっていたので、練習曲と当時書いたメモを振り返りたいと思います。ちなみに私は教本に付属しているCDは使っておらず、手本を聞きたいときは色んな先生のYouTube動画を使いました。
1.きらきら星、2.ちょうちょ、3.こぎつね、4.むすんでひらいて
序盤はレッスン前に弾いたこともあったので順調に進みます。A線とE線の開放弦多めの曲です。
特にボーイングについて、
- 駒と弓を並行にする(左足の方向に右手を出す)
- 肩を上に上げて下げ、力を抜く
- スタッカートで人差し指に力を入れて、その後力を抜く
- pianoを弾くときは指板側(弱くなる)フォルテを弾くときは駒側(強くなる)で弾く
この辺りは今でも課題です。
5.クリスマスの歌
- 4小節目のデクレッシェンド、あんまりアップでデクレッシェンドを弾くことは少ないが、普通に弓を上げると音が大きくなる。徐々に力を抜いていく。
6.かすみか雲か
- 元気に弾く。全弓を使って弾いてもよい。2段目のpianoは弓を指板側に傾けて、ややかすれるように弾く。大げさでよい。
7.ロングロングアゴー
2分音符はつなげる。一回一回切らない。
8.アレグロ
- 最初のスタッカートは全弓を使う。ダウン→ダウンのときいちいち弓を上に上げない。大げさにせずスット戻す。
- f字孔の上で弾く。自分が思っているより手前。
- スタッカートのとき右手首が固まっている。
9.むきゅうどう
- 人差し指を引っかけてスタッカートを弾く。これは弓の重心付近数センチを使って細かく弾く。ただし力は入れない。弓の重さで弾く。
- アップ、ダウンの弾く向きを変えて音の強弱の粒を揃える。アップのときスタッカートが弱くなりがち。
10.アレグレット
- 二分音符と四分音符の違いをメリハリをつける。
- ダウンのときに弓の位置が下がりすぎ。まず四分音符だけ弾いてみる、次に2分音符を弾く
- まずはテヌートで練習してみて、弓幅を短くし、スタッカートにする
11.楽しい朝
- 3小節目は後半が二分音符
- 9小節目からのフォルテは駒よりで全弓で弾く
- 若干右肘を下げて、重さが楽器に伝わりやすいようにする
12.習作
- 左手のポジション、指板の上で正しい位置を押さえられるようにする
確かこの曲あたりから指板にシールを張って左指で正しい音が押さえられるように気を付けました。
最初は鉛筆で線を弾いたのですが、結局半透明の付箋を使うことにしました
13.メヌエット 第1番
- 右肘を下げて弓の重みを出す(音が軽くなる)。E線弾くときはほぼ脇を閉じる感じでok(リラックスして気を付けのような姿勢)。G、D線弾くときには上げる
- 弓を深くもつ。右手の中指、薬指が弓の上にのって浅く持ちすぎ。中指、薬指が黒いところにかかるようにする。
- 左指、親指が人差し指よりも駒側にこないようにする。親指を曲げない。うずまきがわを向ける。E線、1の指を弾くときに手首の角度を変えない。
- 小指がまるまっているので、ぴんと伸ばしたまま弾いてみる
14.メヌエット第2番
- 1小節目は弓の重心近く、ソー(ダウンで全弓)ソソ(アップで戻す)
15.メヌエット第3番
- 移弦のときに雑音が出るのは、左手の準備ができていないまま、右手を動かしている。右手の角度が大きすぎる。右手が右に寄っていて弦を擦ってしまっている
16.楽しき農夫
- 弓の配分に気を付ける。ソーシレーソは全弓、ドミソミドは弓元で弾く。やっとく練習移弦の準備を速くして、弾かない。1秒ぐらい空けて弾く。次を焦って弾こうとせず、素早く準備して、準備できてから弾く。
- 弓が指板の方に行きがち。特にサイレンサーを付けると見えないから余計に?これでもかというぐらい駒側で弾いてみる
- 右手に力が入る、力を抜くと指板の方に流れる⇒それは適切な角度がまだわかっていないから
- 時々8分音符が4分音符になるので注意、ちゃんと休符をとる
- ドミソミレは弓の根本側で弾く
17.ガヴォット
- Pizzは指板の中の方を弾く
- 1---の記号がついているところは一つのスラーでアップ、ダウンとつなげる
- スタッカートのときにいちいち弓が跳ねて弦から離れ気味。ちゃんと楽譜を読むことが大事。
- ドはナチュラルのところをシャープで弾いてしまいがちなので気を付ける。D.C.で一番最初に戻り、繰り返しなしでFineまで弾く。
- ritはリダンダントなのでゆっくり、 a tempoで元の早さに戻す。
- 20小節目、1の指は押さえたまま、後半でスタッカートを入れる。
- 17小節目はcantabileなので歌うように、大きく弦を使って気持ちのびのびと弾く。
- もう少しスタッカートを意識できるとよい。人差し指で押して、ギギっと軋む音が出るくらい。スタッカートのときは弓を弦に付けたまま。
- 2小節、4小節目は弓を大きく使えているのはよいが、ややテンポが遅れる(重たくなる)、装飾音のせいもある。装飾音なしで弾いてみる→ありの練習に移行する
以上が練習曲とレッスン時にとったメモです。特に最後のガヴォットは曲が長く難しい動きもあり、なかなかの難関でした。うまく体を使うこともそうですが、楽譜に書かれたメッセージをちゃんと理解する大事さも感じました。
次は鈴木バイオリンの2巻を進めていきます!