Goodな生活

経済学→環境コンサル→データサイエンティスト

『宇宙からの帰還』

立花隆の本は「小林・益川理論の証明」に続いて2冊目。宇宙飛行士の内的経験にフォーカスしたインタビュー集。地球の美しさ、かけがえのなさ、争うことの愚かさについて実際に宇宙に行った人の言葉で語られると説得力がある。確かZOZOの前澤友作も同様の発言をどこかの動画でしていた気がする。

宇宙飛行士たちが異口同音に述べたことは、地球の上で国家と国家が対立し合ったり、紛争を起こしたり、ついには戦争までして互いに殺し合ったりすることが、宇宙から見ると、いかにバカげたことかよくわかるということだった。

アポロ7号乗船のドン・アイズリによると、地球にいる人間は表面にへばりついており、人種や文化や平面的な相違点を見るのに対し、宇宙からは本質的な違いしか見えない。つまり同じホモ・サピエンス種に属するものとして同一に見える。

同じくアポロ7号のウォーリー・シラーは次のように語る。

私はこの地球という惑星から三度離れたことがある人間としていうのだが、この地球以外、我々にはどこにも住む所がないんだ。それなのに、この地球の上でお互いに戦争し合ってる。これは本当に悲しいことだ

環境問題とは、この地球という惑星の生存の条件と、人間の生産・生活活動の間の妥協点を科学的に発見していくことだと思う。

宇宙に行く人が増えれば地球のかけがえなさを感じる人が増え、平和になるのか、資本主義のフロンティアを奪い合うために争いが激化するのか。