Goodな生活

経済学→環境コンサル→データサイエンティスト

『青春を山に賭けて』偉人もこのように目標を立てたのか

兼ねてから読みたいと思っていた一冊。小学生の頃に豊岡の記念館を訪れたことがある。当時ボーイスカウトをやっていたこともあり、何となく登山家や冒険家には親しみを抱いていた。

文面から著者の純粋さ、人懐っこさ、すなわち挑戦を応援されるに資する人間力が伝わってくる。インターネットのない時代。自ら情報を集め目標を達成していく、なんという行動力だろう。文章からは世俗から距離を取るいわば世捨て人のような様子や、クライマーと聞いて彷彿させられる孤高といったイメージはない。むしろ山を愛し、山に携わる人とのかかわりが好きだったのだろうと思う。自伝なので主観的な書きぶりになってしまうことはさておき、名誉や競争心に追われた切迫感というよりも、自分の好奇心に従った風に読める。だからさっぱりしていて、雑味がない。高い山を登ることに対する下心、打算を感じない。

1967年の初め、スイス国境近くのスキー場でアルバイト3年目を迎えた筆者は次のような目標を立てた。

  1. グリーンランド行き
  2. フランス国立登山学校への入学
  3. アンデス(アコンカグア)の単独登山
  4. 仏・英語、読書の徹底。

自分も今年に入ってから上の目標と似たような粒度で、残りの人生でやりたいことを書き出した。欲張っていることは百も承知で目標を記す。今の自分は何かを成し遂げたとは露にも思わないが、何かを成し遂げた人もまた目標を立ててきたのだと思う。だからではないがやはりやりたいことを明確にすべきだと思った。