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『世界2.0』メタバースにおける国境と資源

仮想空間上に「新しい生態系を作る」ことは、物理空間における土地や資源の奪い合いから切り離された社会(生態系)を作ること。だとすると限られたパイを奪い合うことはなくなるのか。ひいては戦争が起こることはなくなるのか。

1918年第一次世界大戦後に米国ウィルソン大統領によって発表された「14箇条の平和原則」では国際連盟に加盟する国の保護が明記され、これが「独立と領土保全を相互に保証する」と考えた。こうして他国の領土侵略・征服の規範が根付いた。第二次世界大戦後には国家間貿易の増大により、武力に頼ることなく他国の資源にアクセスできるようになった。今日においても国際法を置かすような武力行使を強行した国には経済制裁が与えられる。

かなりざっくりであるが、過去の人類の国際戦争のパターンを鑑みるに、土地や資源を獲得するもの、国境により土地を固定化し貿易によって他国の資源を獲得するもの、に大別できるのではないか。

メタバース上に国境を作ることはできるのか。特定のメンバーしかアクセスできないコンテンツを作ることはできそう。しかしそれを奪い合うために争いは起こるのか。これも資源の採掘量に限りがあり、偏在している前提での話ではないか。誰かと分け合ったり、手に入るまで我慢せず、新たに作り出せばよい。

領土制服に関する規範の成立に関する参考記事

www.foreignaffairsj.co.jp