Goodな生活

経済学修士→環境コンサル→データサイエンス

【残り74日】SNSによって期待と責任を作り出す

4か月振りにバイオリンの練習会ができた。往復7時間かけて東京に行き、30分だけ練習した。こんなにも時間とお金を使ってアホだと思われるかもしれない。でも仕方ない。毎日の練習のモチベーションを保つために練習会が必要だった。一人で練習していると、自己満足で終わってしまう。自分で課題を見つけて、その解決に向けた戦略を考えられるほど、人間はうまくできていない。誰かと一緒に練習し、フィードバックを受ける。そうやって気づくこと、身に付くことがたくさんある。

バイオリンの上達はなかなか数値化できない。点数やタイムでは測れない。過去の自分に比べて上達しているか、次に取り組むべきは何か。誰かと対話することで自分の成長や課題を見つけられる。

7時間の移動時間と3万円の新幹線代。それを上回る価値はあった思う。自分を正当化してるだけかもしれない。でもそれでいいような気がする。意味や深い理由はない。初めて「ニューシネマパラダイス」のラストシーンを観たときの衝撃が、どこか自分の中に残っていて、それを美化したり拡大解釈して楽しんでいるだけ。意味はない。けどどうせならうまく弾きたい。自分の理想に近づきたい。できるだけの準備をして後悔のないようにしたい。

別に失敗して失うものはない。自分はプロではない。音大生でもない。ただの趣味でバイオリンをやっているだけ。クオリティの低さで誰かに迷惑をかけることはない。じゃあなんでうまくやりたんだろうか。ひょっとすると自分は義務や責任感を意図的に作り出そうとしているのかもしれない。インスタに練習動画を上げたり、結婚式でバイオリン弾くと周りに言ったりしているのは、期待を作ろうとしているのでは。経験や実績があるから期待されるのではない。あらかじめ期待を作る。そしてその錯覚とも言える期待に応える。

「夢で責任が始まる」というデルモア・シュワルツの有名な一節がある。この夢(dream)を期待(expectation)に置換できないか。期待で責任が始まる。In expectations begin responsibilities.

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