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いきあたりばっちりな人生を送る

職務経歴書は友人や家族に見てもらったほうがいい

どの会社に応募する場合も、選考プロセスの初めは書類選考ですよね。転職活動では履歴書に加えて職務経歴書を用意が必要です。「今の仕事内容書くだけなら簡単」「日頃文章書くのは慣れてるしすぐ終わる」なんて思っていましたが、意外と職務経歴書を作るのが一番大変でした。

使った様式

リクルートエージェントの逆編年体形式(最新の仕事から古い順に並べる)を利用しました。
www.r-agent.com

内容はこんな感じ。

  • 職務要約
  • 活かせる経験・知識・技術
  • 職務経歴
  • 資格・語学力
  • 対外発表
  • 自己PR

職務経歴の修正プロセス

中でも難しかったのが職務経歴です。社会人になってからどのような仕事をしてきたのか、自分の強みは何なのかを分かりやすく応募企業に伝えなければいけません。私は入社以来特に印象深かったプロジェクトを4つ選び、時系列に並べ、それぞれのプロジェクトの概要や自分の果たした役割について書きました。最終的に1プロジェクトあたり400字~700字の分量になりました。

見本を見てみましょう。リクルートエージェントの職務経歴には、あるプロジェクトの説明欄にこんなことが書いてあります。

既存店舗の営業活動を行うほか、主任として他のメンバーの教育・育成に従事。3年連続前年度比売上30%を達成し、表彰を受ける。(2010年度/営業150人中5位)

とても分かりやすいですね。実施内容、役割そして「3年連続前年比売上30%」という実績が書かれています。実績とは仕事の価値を定量化したものなので、必ず結果を出してくれそうな人だと伝わってきます。

しかし私の場合、職種が営業ではなく、誤解を恐れずに言うと厳密なノルマが課せられていた訳でもないので、数字を出して自分の実績を語ることができませんでした。もちろんプロジェクトベースで売上を立てることはあったものの、個人の成果かと言われると首を縦には振れません。突出したパフォーマンスを発揮した自覚もなく、ましてや表彰されたこともありません。

ならば愚直に、定性的に、自分の仕事の価値を説明するしかありません。私の職務内容を一言で言うと「調査研究・コンサルティング」です。結構この言葉は便利(ビッグワード)で、プロジェクト名の末尾に付けると内容はともかく「それっぽい」響きにはなります。この「それっぽさ」にかまけず、初めて調査研究やコンサルティングという言葉を聞く人にも内容が伝わるような文章を心掛け、職務経歴を作成しました。何度も修正を繰り返した結果、完成までに2か月かかりました(笑)。

まずは初稿の職務経歴の一部を見てみます。

【修正前】
民間企業向けに、XXXを目的とした○○○コンサルティングを実施。

具体的な実施事項は以下の通り
・提案書作成
・情報収集(文献調査、外部専門家へのヒアリング調査)
・打ち合わせ資料の作成(調査結果の整理、考察の記述)
・打合せでのプレゼン
・報告書作成

今見かえすとかなりぶっきらぼうですね(笑)。妻に添削をお願いしたところ、10個ぐらい指摘がかえってきました。提案書作るのはすごいことなのか、そもそもコンサルティングの意味が分からない、何を工夫して働くのが見えない、などなど。私とは業種も職務も違うので当然と言えば当然の反応です。自分なりに改善点を考えた結果、以下2つの観点から再びプロジェクトを捉え直し、言語化しました。

  • 自分はそのプロジェクトでどのような能力を発揮したか
  • プロジェクトはお客様に何をもたらしたか、成果物はどのように活用されたか

修正後はこんな感じです。

【修正後】 
民間企業のお客様向けに、XXXを目的としたコンサルティングを実施しました。これらのプロジェクトを通し、お客様の発言や反応から顕現化されていないニーズを汲み取り、文書に落とし込む課題理解力、遵守基準が明確に設定されていないXXX課題に対して、お客様の目指す姿やステークホルダーの要求を踏まえ、具体的な目標を示すことでお客様に安心感を与えるゴール設定力を発揮しました。プロジェクトにて作成した報告書は、XXXという形で活用いただきました。また、プロジェクトの一環としてXXXを実施し好評をいただきました。

この職務経歴がよいかどうかは分かりません。ただし、ある一人の面接官の方には論理的に書かれている、と褒めてもらいました。その会社には落ちましたが(笑い)。コンサルティング以外の職種であっても、例えば営業でも生産管理でも、その人なりの仕事の定義があるはずです。定義を深堀することによって、仕事に向き合う価値感が分かってくるのだと思います。結局面接でも似たようなことを聞かれるので、あらかじめ言語化しておくと、スラスラと答えることができます。

転職エージェントの方は添削までしてくれない

友人や家族など親しい人に添削を頼んだ方がいいと思います。転職エージェントの方は(こちらからお願いして)些末な指摘をくれる場合もありますが基本的に添削まではしてくれません。 どれだけ普段の仕事で素晴らしい資料を作成し、分かりやすいプレゼンを行ったとしても、転職活動においてはその価値が第三者に伝わらないと意味ないです。なるべく忌憚のない意見をくれそうな、信頼できる人に見てもらうのがいいと思います。身近な人に伝わらない文章は、きっと面接官にも伝わりません。レトリックではなく、自分の言葉で。結局言語化という作業が大きなウェイトを占めるのだな、と思いました。