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転職活動で聞かれるのはだいたいこの4つ

転職活動の面接で聞かれる質問はだいたい決まっています。転職エージェントの方に教えていただいたお話と実体験を元に書きます。

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1次面接で聞かれる4つのテーマ

  1. 今までどんな仕事をしてきて、何が得意か(転職先の求める要件の確認)
  2. なぜ転職するのか
  3. なぜこの会社がよいか
  4. この会社で何がしたいのか

1.は応募先の職務要件とこれまでの職務経歴とが合致しているかを確認するための質問です。2.は今の会社と同じ理由で辞められると困るので転職の理由を確認するための質問です。労働とは何か、働くとは何かみたいな抽象的なことを聞かれている訳ではありません。シンプルに答えればよいです。3.は同業他社と比べた場合の優先順位や転職活動の状況を把握するための質問です。4.は聞いてもらえたらラッキーです。聞かれる前に自分から言い、転職前に方向性にブレがないかをすり合わせるための質問です。

1次面接の対策方法

1.今までどんな仕事をしてきて、何が得意か

1時間の面接の場合、40分ぐらいはこの手の質問だと思います。面接官一人当たり2,3問の質問が来ます。

多くの場合、面接の第一問目は「これまでの職歴と自己紹介を簡潔にお願いします」ではないでしょうか。しかし職歴なんて事前に送付した履歴書や職務経歴書である程度分かってますよね。この質問は職歴の内容を聞いているのではなく、話し方を聞くものです。人柄を知るために話し方に注意して聞く、そして次の質問につなげるためのネタを探しています。既知の情報であれば伝え方に注意を払って聴くことができ、スピードや抑揚やテンポから人となりが分かります。また、面接では答える側よりも質問する側の負担が大きいです。インタビューやヒアリングの経験がある方は想像しやすいと思います。こちらの質問に対して回答者の反応が悪いと決まりが悪い空気になってしまいますよね。そうならないよう、機転の利いた対応をするために質問者はかなり頭を使うものです。面接官の方に話題を提供するつもりで、自己PRも兼ねて自己紹介を行いたいところです。

自己紹介を行うときのポイントは2つです。

  • まず結論(最後のフレーズ)を決める。
  • 経歴をブロックに分けて、結論が証明できるように話す。

結論(最後のフレーズ)というには、いわば自分の職歴を総括したキャッチフレーズのようなものです。「XXXを得意とするコンサルタント」「○○年間のXX業界の経験を活かして△△な価値を提供できます」みたいなやつです。結論(最後のフレーズ)が決まれば、職歴を3つほどのブロックに分割し、なぜその結論に至るのかを証明・サポートするように話せば大丈夫です。職歴の一部には結論と関連のない部分もあるかと思います。その部分はあえて触れず説明から省いても問題ありません。

今までの職歴を尋ねるのは、募集する人材の要件を満たすかどうかを判断する意味もあります。いくらうまく自己紹介を行っても能力やスキル面で不十分だと思われれば次には進めません。私もある会社の2次面接では「ポテンシャルはあるが即戦力としては不十分(現職の内容と募集する職種のミスマッチ)」との評価を受けて落ちてしまいました。

2.なぜ転職するのか

次に聞かれるのが転職する理由です。注意すべきは、正直に話すこと、現職への不満・悪口は言わないことの2点です。まず正直に、謙虚に、誠実に話しましょう。ここで嘘をつくと他の発言との辻褄が合わなくなります。併せて転職する以外の選択肢はなかったのかとも聞かれます。例えば勤務形態(時間や場所)の変更や社内異動を検討するなど、転職せずに自分の希望を叶えることはできなかったのか、平たく言うとやれることは全部やったのかということです。このまま働いていては健康が損なわれるといった切迫した状況ではない限り、転職する前に勇気を出して行動してみるという姿勢は大事だと思います。

私はこちらの動画の「辞めるまでにやりたいこと100のリストを作って行動してみる」という考え方が参考になりました。
www.youtube.com

辞めるまでに何を成し遂げるか。「そんなのできる訳ないだろう」という感情を押し留め、とりあえず書き出すと色々出てくるものです。違う部署の同期や別の会社にいる学生時代の仲間と新しい仕事を作りたい、経費で大学院に行きたい、海外出張したい、会社の看板を使って有名な先生と会ってみたい・・・使えるものは全部使ってやろうという気持ちで会社を見つめると、違ったものが見えてきます。ルールに文句を言う前に、ルールの限界を知って最大限の行動ができているのか。大企業の正社員の場合、まだまだ終身雇用制度を続ける会社が多いと思います。学生時代と違い、3年や4年で卒業式を迎える訳ではありません。何を成し遂げたらここを旅立つのかを日頃から考えておくことは大事だと思います。繰り返しになりますが、身体や精神を病む状態ならばすぐに組織から離脱した方がいいです。

現職への不満や悪口も言ってはいけません。確かに条件面での不満(年収、評価等)が転職活動のきっかけになるケースは多いと思いますが、それを面接官に直接伝えてしまうと「よりよい条件があればまた別のところに行ってしまうんだな」と思われます。悪口は言わずもがなですが、不満分子になると見なされます。

それから転職理由のすり替えもしない方がいいです。御社に入社したいから辞めます、では転職理由にはなりません。御社に入社することがダメなのではなく、現職でできなかったことがなぜ転職先でできるようになるのかを話さないと、論理の飛躍になってしまいます。

3.なぜこの会社がよいか&4.この会社で何がしたいのか

この2点はセットで伝えましょう。新卒の時の就職活動と気を付ける点は同じだと思います。

転職先を選んだ理由を話すときは、ホームページに載っている一般的な理由ではなく、自分にとってどのような点が魅力的なのかを説明します。面接する側の立場で考えてみましょう。自分の履歴書に書いてある大学名や会社名、取得資格だけを引き合いに出し、「一緒に働いてくれませんか」と言われても気乗りしないですよね。ちゃんと中身を評価してくれてるのかどうか分からないからです。一方、社会人以降の職務経験を踏まえ、「当社の業務のこんな場面で価値が発揮できると思ったから来てください」と言われるとやる気が出ますよね。

この会社でやりたいことは、遠慮なく、夢でもいいのでやってみたい仕事をぶつけましょう。私も「とは言っても働いてみないことには業務内容が分からないし・・・」と考えてしまいました。結論としてはそれでよく、仮説を立てて話せば問題ありません。何か正解を言わないといけない、的外れなことを言ってしまっては評価に影響する、等と考えなくても大丈夫です。転職先の現時点での事業内容と違っていてもいいです。情報収集に時間を使うよりは仮説を練りに練って、自分の考えを整理しましょう。かく言う私も新卒の就職活動のときはこれがまったくできませんでした。何がやりたいのかを無理やり捻り出すために、応募先の会社の業務実績を読み込み、OBの人の話を聴き、ひたすら情報収集に腐心していた気がします。やりたいこと、ではなく、やりたいと言ったら受けそうなこと、ばかりを探していました。どこにも決まらなかったらどうしようという恐れに支配された就職活動をしていたのだなあと、今振り返って思います。

応募先の会社を選んだ理由とやりたいことを自分なりに考えてみて、分からなかった点は当日質問しましょう。面接の最後に何か質問はないか聞かれますよね。ここでの仮説に基づいた具体的な質問をすると、相手に本気さが伝わります。自分のやりたい事業の制約は何か、何を行えばその制約はクリアできるのか。面接の場で決着をつける意気込みで質問すると良いと思います。

自分のやりたいことを遠慮なくぶつけた結果、不合格になることもあります(笑)。こればっかりは仕方ありません。面接途中にああこれは明らかにやりたいことと求められているものがずれているなと感じることがありました。結果は案の定です。

2次面接(最終面接)で聞かれること

基本的には1次面接と同じだと思います。一次or二次面接をクリアしたということは、先方の求める要件は満たしているということです。

最大の違いは面接官の方の役職です。最終面接では現場の方ではなく管理職や役員の方とお話をすることになります。なので個別具体的な業務の話よりかは、どのような価値観を持っているか、をお互いに伝える場にすることでミスマッチがなくなると思います。

こればっかりは職務経歴や志望理由をもう一度見直して、なぜそう思ったかを繰り返し考える他はないと思います。答えは自分の中にあるはずなので、それをうまく言語化して伝えましょう。逆に相手にも質問しましょう。私の場合、同じ組織で長く働く理由や、仕事ができるとは何か、等かなり抽象的な質問をしていました。何が正解かは分かりませんが、価値観の交換を念頭において会話することを心掛けていました。

これから転職活動される方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。読んでいただいてありがとうございます。