Goodな生活

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データサイエンスと弦楽器を探究する

羽田空港の新飛行経路と騒音

「騒音」はよく耳にする環境問題の一つだけれど、「うるさい」「うるさくない」の定量的な基準はどのくらいなのか。

国土交通省による羽田空港の新飛行経路に関する資料が自宅のポストに投函されていた。2020年3月より、新経路での飛行が段階的に始まったらしい。確かに昨年からやけに自宅の近くを飛ぶ飛行機を見る機会が増えた気がした。経路が変わっていたのか。これまで飛行機は横田基地の上空を通過できなかったため、羽田発着陸の便は太平洋側を経由していた。規制が緩和されたのかどうか詳細は定かではないが、オリンピック開催を見据えた国際便の増加に応じるため、都心を通過する新飛行経路の運用が始まったらしい。1日に20便以上自宅近くを飛んでいる。

www.mlit.go.jp

同資料によると落下物や騒音対策等の住民説明会も行われていたらしい。
まったく知らなかった。

騒音対策については、中野区は、小淀ホームという老人ホームを固定騒音測定局とし、飛行機の騒音を測定しているらしい。小型機だと64dB(デシベル)前半、大型機だと68dBほどの実測値が記録されている。また降下角*1の引き上げによる騒音軽減効果が-0.7dBだと分析されていた。

普段dBという単位と接することがないため、この60何dBという数字の大小が今一つ分からない。あえて「騒音だ」と意識すれば煩わしく思うのかもしれない。私の場合は全く気にならなかった。「騒音」は典型的な環境問題の一つでもある。環境経済学だとコースの定理を題材に、負の外部性の具体例として紹介されることも多い。騒音の定量データ(dB)を用いた実証研究はあるのだろうか。人が不快に思う騒音の絶対値はどの程度だろう。建築物や工場操業に関する法律で定められているのだろうか。

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*1:飛行機が滑走路に向かって降下するときの角度。3度が適正とされる