[1]十分統計量の証明
[3]よりの密度関数はを含まないため、
はに対する十分統計量である。
[2]確率密度関数の導出
として、の累積密度関数は、
(1)の両辺をで微分すると、
したがって、の確率密度関数は、の範囲で。
[3]条件付き同時密度関数
同時密度関数の定義より、
ただしの取り得る範囲は、
(3)の2つ目の等号では、、
つまりはが与えられると自動的に決定するため、密度関数より除いてもよい。
[4]不偏推定量
[2]より、
(5)より、なので、とおけば、はの不偏推定量となる。
[5]不偏推定量
なので、
(6)の両辺を微分すると、
条件よりなので、。
[6]不偏推定量の十分性・完備性
をの他の不偏推定量とする。すなわち。このとき、
(8)が任意のについて成立するので、は唯一のの関数としてのの不偏推定量。