Goodな生活

経済学修士→環境コンサル→データサイエンス

台風、花粉症、インフルエンザ

今年は台風が上陸せず、花粉症に悩む人が例年と比べて少なく、インフルエンザにおいてはほとんど罹患者がいない、と知った。もちろんどの問題も気候条件に左右されるものなのだとは思うけれど、この結果を招いた別の原因として、これらが積極的にテレビやネットニュースで取り上げられなかったためではないかと考えている。要は自分たちの意識がコロナばかりに向けられていて、台風への備えや花粉症の薬やインフルエンザの予防接種など眼中になかった人が多いのではないか。

ここ数日、テレビやネットニュース等のメディアの報道内容と、自然災害や病気の罹患率の因果関係を実証できないものか、と考えている。ニワトリと卵の順番は決まったものなのだろうか。

自分たちは問題を解いたり、あらかじめ問題が起こらないように予防したりしているように見えて、裏返せば解くべき問題がないと不安になってしまうものなのかもしれない。問題を探すことを止められない執拗な心。問題はまだ起こっていないのに、既に問題が起こったときのシュミレーションや予防線を張っていて、その態度が自ら問題を招いてしまうのではないか。

春先に多くの人が花粉症に悩む、だから花粉症の予報を報道する。需要があるから供給される。しかしその因果関係は逆かもしれない。テレビやネットニュースで取り上げられることで、目に見えない花粉症の曖昧なイメージが具現化され、人体に及ぼす影響を理解したつもりになり、薬をもらいに病院に行く。

問題がないという不安を軽減するために、命に支障のない範囲の問題を、需要し、供給し続けている。

今回のコロナ禍によって、自分たちはウイルスそのものよりもウイルスに関する情報が巻き起こす問題を目の当たりにしたのだと思う。問題設定の対象は情報であり、メディア、書籍、対話等、情報源を選択する大事さを改めて感じる。