Goodな生活

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2017年新卒で民間シンクタンク入社。学んだこと、読んだもの、考えたことの記録

会社員人生で初めて社内勉強会を開催した

まとめ

本日の記事のまとめです。

  • リモートワークの普及によって、会議の設定コストが軽減される。
  • したがって、自分の得意分野や興味関心を、社内で情報発信する機会を増やせる。
  • 情報発信に必要なのは、専門性とは相対的なもの、と割り切る勇気。

4月以降、オフィス通勤からリモートワークへと働き方が変わりました。この変化によって、我々のような会社員は情報発信の機会を獲得できるのではないかと考えました。先日、初めて社内で勉強会を主催したところ大きな気づきがありました。それは今まで「ある分野の専門家たる証左があって初めて情報発信ができる」という固定観念に縛られていたことです。この呪縛をなくすことが、会社員が組織の中で好きなことを仕事にする第一歩だと思います。

社内勉強会の言葉の意味について補足です。これまでにもプロジェクト開始の準備として、勉強会のようなものをやったことは何度もあります。お客さんの業界やビジネス拠点の制度などについて複数人で資料を読み込んで内容を共有する、ような形ですね。今回はプロジェクト云々とは別に、自分の関心分野を活かして仕事を新しく作りたいなあ、という思いを発信する形の勉強会です。

なので、

  • 今の会社への不満や、転職してまで勤めたい会社があるわけでもない
  • どうせ今の会社で働くなら自分の好き・得意な仕事を作りたい
  • ただし類似実績がなく、興味関心分野が近い人も周りいない(少ない)

これらの項目に当てはまるような方にぜひ読んでいただきたいです。

リモートワークの普及と会議の設定コストの軽減

リモートワークの普及によって会議の進め方が大きく変わったと思います。最たるものが、会議の設定コストの軽減ではないでしょうか。オンライン会議ツールを使って資料を共有すれば、事前に場所の予約や印刷を行う必要はありません。これらの制約から解除されたことで、議論したい内容に集中する、つまり手段ではなく内容にフォーカスを当てられるようになった点が、最大のメリットだと思います。逆に言うと、今まで手段へと集中力が分散されていた、とも言えます。要は、会議を主催するぐらい「たいしたことではなくなった」という感覚を、我々は得ることができたのだと思います。これって結構すごいことなのではないでしょうか。

社内での情報発信

新卒で入社して3年、自分から勉強会を企画したことはありませんでした。もちろん定期的な上長との面談で、今後のキャリアや関心分野について相談をすることはありました。今振り返ると、自分がやってきたのは部下から上司への「一方向」の情報伝達で、自分の関心に近いプロジェクトにアサインしてくれたらいいなという「待ち」の姿勢だったのです。勉強会を企画して初めて人を巻き込む力はこういうものか、と感じました。よく強みや資質の診断シートに出てくる項目ですよね。頭で言葉の意味は分かっていましたが、初めて腑に落ちました。

専門性とは相対的なもの

ではなぜ、今まで勉強会の開催等、自分の興味や関心を社内で発信することができなかったのでしょうか。それは自分が専門家でないと情報発信ができない、言い換えると情報発信をするなら専門家たるべきだろう、という思い込みがあったからです。専門家と聞けば、何かの資格、博士号、業務実績、国際会議での発表など、様々な外部の評価が思い浮かびます。しかし考えてみると、社内で第三者のお墨付きは必ずしも必要ではありません。なぜなら専門性とは相対的なものにすぎないからです。
誰もプログラミングをやったことがない職場にいれば、簡単なコードが書けるだけでも「専門家」になりえるでしょう、自分の場合も有名なジャーナルに論文を載せた経験などありません。でも周りの人よりは経済学やデータ分析を勉強してきたので、その分野については相対的な強みを持っているはずです。だからこの意味で専門家になるために必要なのは相対的な、限定的な専門性を認める勇気だと思います。資格や実績ではなかったのです。

勉強会を開催してみて気づいたこと

ちなみに勉強会の内容は計量経済学のさわり、他社の類似事例の紹介、考察、等ついて扱いました。
以下、実際に勉強会を開催してみて得られた気づきです。

  • 後輩ではなく先輩を誘う方がよい(フィードバックが得られやすい)
  • リアクションは薄くて当然(自分の方が詳しいのだから発言量がバランスしないのは当たり前)
  • フィードバックには素直に従う(類似事例や人を紹介された場合は再度自分をアピールする機会を作る)
  • ディスカッションが盛り上がらないときはとりあえずありがとうと言えばOK(感謝の汎用性は高い)
  • 100%可能性がないならもう会社を辞める(需要がないところでアピールしても人生の無駄)

以上、読んでいただいてありがとうございました。

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