Goodな生活

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【ドイツ1日目】ダッハウ強制収容所

12月31日(火)。ミュンヘン郊外のダッハウ強制収容所(Dachau concentration camp)を友人と訪問。1933年設立。ユダヤ人、欧州諸国の政治犯、同性愛者等がナチスにより収監された場所。1945年の米軍進駐により解放。日本人の我々にとって収容所と言えば「アンネフランクの日記」に登場するアウシュヴィッツの方が有名ではないか。ダッハウは最初期の大規模収容所であり、この収容所モデルがアウシュヴィッツを含む多地域に横展開されたらしい。入場料は無料。英語のオーディオガイドを4€で借りる。受付にはヨーロッパ系の観光客が並ぶ。アジア系もちらほら。

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収容所の入り口

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ARBEIT MACHT FREI 労働は自由にする

政治犯を収容する独房はコンクリート製。一応トイレ、central heatingが設置されている。

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独房跡兼資料館の外観
                    
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150弱もの独房が続く

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外観その2


飢餓や病気により死亡した収容者が積まれる映像や人体実験の被験者の写真など、生々しい展示資料が続く。ただしSSにより消滅した証拠資料も多数あるとのこと。
ナチス・ドイツが連合国に敗れた後、米軍によって収容所は解放される。収容所の上空から撮られた写真には縦縞の服を着た人々の笑顔。映画「ライフ・イズ・ビューティフル」のラストシーンを彷彿させる。

政治犯ではない一般人はバラックと呼ばれる木造1階建屋に押し込まれていた。

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遠方の平屋の建物が木造バラック。オリジナルではなく復元。
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バラックの窓から。復元されたバラックはこの一棟だけで残りは基礎だけが残っている。
           
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マロニエの木々

収容所にガス室のような虐殺機能があった訳ではないらしい。労働力や医学実験のためのサンプル確保のため、まとまった人数がストックされたと解釈できる。収容所からは当時航空機エンジンを製造していたBMW工場へと労働者が送りこまれた。

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正面の痛々しいモニュメントは工事中


冬空の下に広がる閑散とした建屋と広場は、どこか痛々しいながらも美しくもあった。

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16時半の日の入り