Goodな生活

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環境エネルギー分野のシンクタンク職員です。統計学や計量経済学の学習メモ、読んだ本や映画、たまに登山や音楽の話。

【統計検定準1級】マルコフ連鎖

はじめに この記事ではマルコフ連鎖(Markov chain)を扱います。統計検定準1級の出題範囲表の一部です。 大項目 中項目 項目(学習しておくべき用語)例 マルコフ連鎖と確率過程の基礎 マルコフ連鎖 推移確率、既約性、再帰性、定常分布 だいたいこれくらい…

【統計検定準1級】回帰診断

はじめに この記事では、回帰分析を行うとき、誤差項の仮定が成立しているかどうかを評価する、回帰診断(regression diagnosis)について扱います。統計検定準1級レベルの内容です。 はじめに 誤差項の仮定 回帰診断 ①予測値に対する残差のプロット ②残差の…

【統計検定準1級】系列相関の検定方法と対処法

はじめに この記事では時系列モデルにおける系列相関(serial correlation)の検定方法と、系列相関の疑いがあるときの対処法について扱います。ダービー・ワトソン(Durbin-Watoson)比(検定)、コクラン・オーカット法に関する、統計検定準1級レベルの内…

自分自身の人生を生きる

多分、人生が変わった。3日前、5月13日(水)の夜、自分に転機が訪れたのだと思う。シンプルに結論を言うと、これからはもっと自分自身の人生を生きる、という話。一昨日と昨日はまだ転機の余韻が残っていて、頭がふわふわしたような、地に足のつかない、根…

【Mostly Harmless Ch.3.3.3】職業訓練による賃金効果の推定(回帰分析vs傾向スコアマッチング)

はじめに この記事では、職業訓練による賃金効果(因果効果)の推定ついて扱います。内容はJoshua D. Angrist & Jorn-steffen Pischke (2008)『Mostly Harmless Econometrics』Ch.3.3.3"Propensity Score Methods versus Regression"を参考にしています。 は…

実数の連続性の公理

はじめに この記事では実数の連続性(continuity of real numbers)の公理について扱います。大学レベルの数学や大学院レベルの経済学を学ぶには、実数全体の集合をより厳密に定義する必要があります。高校数学では実数を「循環するものもしないものも含めた無…

ストレングスファインダーを受ける

きっかけ ストレングスファインダーとは、自分の強みや特性を明らかにするための心理テストのようなものです。akioblogさんのブログ記事の中で紹介されており、興味をもちました。Amazonで英語版の本を購入し、PC上でテストを受けました。日本語版も出版され…

米大統領選の観戦マニュアル『アメリカ民主党の崩壊2001-2020』

アメリカ民主党の崩壊2001-2020作者:渡辺 惣樹発売日: 2019/12/24メディア: 単行本 きっかけ 2020年2月、先輩に勧められてKindle版を購入。 メモ オバマ新政権は、イラク戦争は成功だったとする解釈を前提にした外交を開始した。それがヒラリー外交(アラブ…

『暇と退屈の倫理学』自分の「好き」と向き合う第一ステップとして

暇と退屈の倫理学 増補新版 (homo Viator)作者:國分 功一郎発売日: 2015/03/07メディア: 単行本 きっかけ 学部時代の恩師にずっと前に勧められたもの。ようやく去年購入し、本棚に積読になっていた。 感想 3月の第4週目からテレワークが始まった。通勤のため…

『中国経済講義』を読んで

中国経済講義-統計の信頼性から成長のゆくえまで (中公新書)作者:梶谷 懐発売日: 2018/09/19メディア: 新書 きっかけ 2019年3月に上海に出張に行き、帰国後購入。他にも中国関連の新書を3冊購入したがちゃんと読んだのはこの本だけ。 メモ GDP統計、不動産バ…

移行社会におけるキープレーヤー『LNG 50年の軌跡とその未来』

LNG 50年の軌跡とその未来作者:今井 伸,橘川 武郎発売日: 2019/10/31メディア: 単行本 読んだきっかけ 会社の先輩に教えてもらった。エネルギー転換期におけるLNGの役割の歴史。2019年12月近所の本屋で購入。2020年3月メモ作成。原子力・再エネ推しの人から…

利益団体と政治家の協調のメカニズムを考える『労働政治ー戦後政治のなかの労働組合』

労働政治ー戦後政治のなかの労働組合 (中公新書 (1797))作者:久米 郁男発売日: 2005/05/26メディア: 新書 きっかけ 先輩と飲んでいるときに労働組合の話になり、勧められたもの。 メモ 少数の特殊利益団体が、大多数の一般市民の犠牲の上に利益を享受すると…

『EBPMの経済学』を読んで

EBPMの経済学: エビデンスを重視した政策立案発売日: 2020/02/29メディア: 単行本 読書のきっかけ メモ 【関連文献】行政の誤謬 【関連文献】RCTと倫理性 【関連文献】EBPMの逆説 読書のきっかけ 日本におけるEBPM普及の阻害要因を知りたい。自分が日頃なん…

ブログ収益化の準備記録(独自ドメインを取得してからとりあえず広告貼るまで)

2020年の1月末~3月にかけて、20代会社員が仕事の合間にブログを立ち上げ、収益化の準備を試みました。はてなブログProの登録からGoogleアドセンスの設定までの記録です。

【統計検定準1級】2次元正規分布と条件付き確率分布の求め方【R】

2次元正規分布の導出方法と、2次元正規分布の条件付き確率分布の導出を扱います。統計検定準1級で頻出のテーマです。

【Mostly Harmless Ch.3.3.2】傾向スコアのパラドックス

はじめに この記事では傾向スコアマッチングを用いた推定量の効率性に関する問題(傾向スコアのパラドックス)について扱います。内容はJoshua D. Angrist & Jorn-steffen Pischke (2008)『Mostly Harmless Econometrics』Ch.3.3.2"Control for Covariates U…

【Mostly Harmless Ch.3.3.2】傾向スコアを使った共変量のコントロール

はじめに この記事では傾向スコアマッチング(Propensity Score matching)ついて扱います。内容はJoshua D. Angrist & Jorn-steffen Pischke (2008)『Mostly Harmless Econometrics』Ch.3.3.2"Control for Covariates Using the Propensity Score"を参考に…

【Mostly Harmless Ch.3.3.1,3.5】回帰係数と平均変化率

計量経済学の教科書「Mostly Harmless Econometrics」Ch3.3.1とCh.3.5の学習メモです。回帰係数を平均変化率だと見なす考え方です。教科書の定理について証明や補足説明を書きました。

【Mostly Harmless Ch.3.3.1】回帰とマッチング

はじめに 共変量をコントロールするための操作としてのマッチングは、条件付き独立の仮定(CIA)によって正当化されます。Angrist(1998)は自発的な兵役参加が収入に与える影響を推定するためにマッチングを利用しました。 Angrist, Joshua, Estimating the L…

【Mostly Harmless Ch.3.2.3】良くないコントロール変数

はじめに この記事では良くないコントロール変数(Bad control)について扱います。内容はJoshua D. Angrist & Jorn-steffen Pischke (2008)『Mostly Harmless Econometrics』Ch.3.2.3"Bad Control"を参考にしています。前回の記事では、必要なコントロール…

【Mostly Harmless Ch.3.2.2】欠落変数バイアス

はじめに この記事では識別を考える上で重要な欠落変数バイアスについて扱います。内容はJoshua D. Angrist & Jorn-steffen Pischke (2008)『Mostly Harmless Econometrics』Ch.3.2.2" The Omitted Variables Bias Formula"を参考にしています。 前回の記事…

【Mostly Harmless Ch.3.2.1】条件付き独立の仮定

はじめに この記事では、共変量を所与とし、介入効果と結果変数とが無関係であるという条件付き独立の仮定(Conditional Independence Assumption;CIA)を扱います。内容はJoshua D. Angrist & Jorn-steffen Pischke (2008)『Mostly harmless econometrics…

【Mostly Harmless Ch.3.1.4】飽和回帰モデル

はじめに この記事では飽和モデル(Saturated Model)と主効果(Main Effect)について扱います。これは条件付き期待値関数(Conditional Expectation Function;CEF)が線形になる条件に密接に関係します。記事の内容の多くはJoshua D. Angrist & Jorn-stef…

【Mostly Harmless Ch.3.1.3】最小二乗推定量の漸近的性質

はじめに この記事では最小二乗推定量(Ordinary Least Square Estimator;OLSE)の性質と、回帰分析を行う際の仮定について扱います。内容の多くはJoshua D. Angrist & Jorn-steffen Pischke (2008)『Mostly Harmless Econometrics』Ch.3.1.3”Asymptotic OL…

ざっくり理解する中心極限定理

中心極限定理(central limit theorem ; CLT)と大数の法則との違い、証明、イメージについての簡単に書きました。

ざっくり理解するチェビシェフの不等式と大数の弱法則

はじめに この記事ではチェビシェフの不等式(Chebyshev's inequality)と大数の弱法則(Weak Law of Large Numbers:LLN)*1を扱います。内容の多くは東京大学出版の『統計学入門』第8章を参考にしています。チェビシェフの不等式を用いると、確率変数の従…

【Mostly Harmless Ch.3.1.2】線形回帰と条件付き期待値

計量経済学の教科書「Mostly Harmless Econometrics」Ch3.1.2の学習メモです。回帰分析と条件付き期待値の関係に関する内容です。教科書の定理について証明や補足説明を書きました。

【Mostly Harmless Ch.3.1.2】回帰係数とFWL定理

計量経済学の教科書「Mostly Harmless Econometrics」Ch3.1.2の学習メモです。FWL定理を応用したRegression Anatomyの証明や補足説明を書きました。

【Mostly Harmless Ch.3.1.1】条件付き期待値

計量経済学の教科書「Mostly Harmless Econometrics」Ch3.1.1の学習メモです。条件付き期待値に関するセクションです。定理の証明や補足説明を書きました。

【Mostly Harmless Ch.2.3】実験データを使った回帰分析

はじめに この記事では回帰分析を使って実験データ(experimental data)を分析する方法を扱います。内容の多くはJoshua D. Angrist & Jorn-steffen Pischke (2008)『Mostly Harmless Econometrics』Chapter2.3"Regression Analysis of Experiments"に依拠し…