Goodな生活

経済学→環境コンサル→データサイエンティスト

【統計検定準1級】ブラウン運動

はじめに この記事では、ブラウン運動のさわりについて扱います。統計検定準1級の出題範囲のうち、確率過程の基礎に該当するトピックです。 小項目 項目例 確率過程の基礎 ランダムウォーク、ポワソン過程、ブラウン運動 はじめに ブラウン運動とは ブラウン…

【統計検定準1級】回帰診断

はじめに この記事では、回帰分析を行うとき、誤差項の仮定が成立しているかどうかを評価する、回帰診断(regression diagnosis)について扱います。統計検定準1級レベルの内容です。 はじめに 誤差項の仮定 回帰診断 ①予測値に対する残差のプロット ②残差の…

【統計検定準1級】時系列解析(4)系列相関

はじめに この記事では時系列モデルにおける系列相関(serial correlation)の検定方法と、系列相関の疑いがあるときの対処法について扱います。ダービー・ワトソン(Durbin-Watoson)比(検定)、コクラン・オーカット法に関する、統計検定準1級レベルの内…

【Mostly Harmless Ch.3.3.3】職業訓練による賃金効果の推定(回帰分析vs傾向スコアマッチング)

はじめに この記事では、職業訓練による賃金効果(因果効果)の推定ついて扱います。内容はJoshua D. Angrist & Jorn-steffen Pischke (2008)『Mostly Harmless Econometrics』Ch.3.3.3"Propensity Score Methods versus Regression"を参考にしています。 は…

実数の連続性の公理

はじめに この記事では実数の連続性(continuity of real numbers)の公理について扱います。高校数学では実数を「循環するものもしないものも含めた無限小数の全体」だと定義しました。この定義について、数直線上に書ける数、有理数と無理数を合わせた数、有…

ストレングスファインダーの受験結果

受験のきっかけ ストレングスファインダーとは、自分の強みや特性を明らかにするための心理テストのようなものです。akioblogさんのブログ記事の中で紹介されており、興味をもちました。Amazonで英語版の本を購入し、PC上でテストを受けました。日本語版も出…

ブログ収益化のため2か月で準備したこと(独自ドメインの取得からGoogle広告貼るまで)

2020年の1月末~3月にかけて、20代会社員が仕事の合間にブログを立ち上げ、収益化の準備を試みました。はてなブログProの登録からGoogleアドセンスの設定までの記録です。

【統計検定準1級】2次元正規分布と条件付き確率分布の求め方【R】

2次元正規分布の導出方法と、2次元正規分布の条件付き確率分布の導出を扱います。統計検定準1級で頻出のテーマです。

【Mostly Harmless Ch.3.3.2】傾向スコアのパラドックス

はじめに この記事では傾向スコアマッチングを用いた推定量の効率性に関する問題(傾向スコアのパラドックス)について扱います。内容はJoshua D. Angrist & Jorn-steffen Pischke (2008)『Mostly Harmless Econometrics』Ch.3.3.2"Control for Covariates U…

【Mostly Harmless Ch.3.3.2】傾向スコアを使った共変量のコントロール

はじめに この記事では傾向スコアマッチング(Propensity Score matching)ついて扱います。内容はJoshua D. Angrist & Jorn-steffen Pischke (2008)『Mostly Harmless Econometrics』Ch.3.3.2"Control for Covariates Using the Propensity Score"を参考に…

【Mostly Harmless Ch.3.3.1,3.5】回帰係数と平均変化率

計量経済学の教科書「Mostly Harmless Econometrics」Ch3.3.1とCh.3.5の学習メモです。回帰係数を平均変化率だと見なす考え方です。教科書の定理について証明や補足説明を書きました。

【Mostly Harmless Ch.3.3.1】回帰とマッチング

はじめに 共変量をコントロールするための操作としてのマッチングは、条件付き独立の仮定(CIA)によって正当化されます。Angrist(1998)は自発的な兵役参加が収入に与える影響を推定するためにマッチングを利用しました。 Angrist, Joshua, Estimating the L…

【Mostly Harmless Ch.3.2.3】良くないコントロール変数

はじめに この記事では良くないコントロール変数(Bad control)について扱います。内容はJoshua D. Angrist & Jorn-steffen Pischke (2008)『Mostly Harmless Econometrics』Ch.3.2.3"Bad Control"を参考にしています。前回の記事では、必要なコントロール…

【Mostly Harmless Ch.3.2.2】欠落変数バイアス

はじめに この記事では識別を考える上で重要な欠落変数バイアスについて扱います。内容はJoshua D. Angrist & Jorn-steffen Pischke (2008)『Mostly Harmless Econometrics』Ch.3.2.2" The Omitted Variables Bias Formula"を参考にしています。前回の記事で…

【Mostly Harmless Ch.3.2.1】条件付き独立の仮定

はじめに この記事では、共変量を所与とし、介入効果と結果変数とが無関係であるという条件付き独立の仮定(Conditional Independence Assumption;CIA)を扱います。内容はJoshua D. Angrist & Jorn-steffen Pischke (2008)『Mostly harmless econometrics…